横浜が三重と初戦 集団感染で主力不在の県岐阜商も社と対戦 選手権大会第4日の見どころ

 第104回全国高校野球選手権は9日、大会第4日を迎える。各試合の見どころを紹介する。

 【第1試合】三重(三重)-横浜(神奈川)

 三重は投手陣の軸である上山颯太投手(3年)と谷公希投手(3年)がカギを握る。上山は県大会で全6試合に先発し、防御率は0・90と安定感抜群。継投とつなぎの打線で勝利を目指す。横浜も7試合で計4失点と安定した投手力が光る。攻撃も22犠打と手堅く、着実に勝利を狙いにいくチームだ。

 【第2試合】日大三(西東京)-聖光学院(福島)

 日大三は西東京大会の6試合で74得点、78安打、66打点を挙げた。長打は狙わず切れ目のない打線が最大の武器。3年ぶりの夏の甲子園出場となった聖光学園はエース・佐山未来投手(3年)を中心に守り勝つ野球を目指す。

 【第3試合】二松学舎大付(東東京)-札幌大谷(南北海道)

 二松学舎大付は1年生の片井海斗内野手が中軸を任されている。初の甲子園で豪快な打棒を披露できるのか期待がかかる。札幌大谷は夏の甲子園初出場。地区大会から南北北海道大会決勝までの全6試合で64得点を挙げ、チーム打率・425を誇る。

 【第4試合】県岐阜商(岐阜)-社(兵庫)

 県岐阜商は新型コロナウイルスの集団感染のため大幅にメンバーを入れ替え。エース右腕・井上悠投手(3年)、村瀬海斗捕手(3年)、後藤耀介外野手(3年)らが入れ替わり、主力だったセンターライン不在で初戦を迎える。創部74年目にして初の選手権大会出場を果たした社。投打のバランスがそろっており、まずは初戦突破を目指す。

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