「中日－巨人」（９日、バンテリンドーム）

　巨人の先発・メルセデス投手が味方の援護を守り切れず、勝ち越しを許して五回途中、１０安打３失点で降板した。イライラ募らせてベンチへと下がった左腕はグラブをベンチへと放り投げて、ダッグアウトへと下がった。

　１点リードの二回に先頭・ビシエド、木下拓に連打を許すと、石垣に左前適時打を浴び、同点にされた。三回に味方が再び１点を勝ち越すも、その直後に岡林に適時二塁打を食らい、またしても同点にされた。

　２－２で迎えた五回は１死一塁から阿部を高いバウンドのゴロに打ち取ったが、遊撃手・中山が打球をグラブからはじき、一、三塁とされると、ビシエドに適時内野安打を許し、勝ち越しを許した。ここでベンチから桑田コーチと原監督が出てきて、交代となった。

　左腕は今季中日戦初登板。バンテリンドームでは通算８試合に登板して５勝２敗、防御率２・０９と安定した成績を残していたが、二回から毎回安打を浴びて、粘ることができなかった。