夏初出場の明秀日立が終盤逆転で2回戦突破!相手のスキ突き決勝点 金沢監督「予想以上に苦しんだ」
「全国高校野球選手権・2回戦、明秀学園日立2-1鹿児島実」(10日、甲子園球場)
夏初出場の明秀学園日立が終盤に逆転し、接戦をものにした。得点は相手のミスからだったが、ヒットエンドランなど積極的な仕掛けがミスを誘発させた。
金沢成奉監督は「相手は好投手なのでロースコアは想定していたが、予想以上に苦しんだ」と振り返り「相手の監督にも攻められていた感じがしていたので監督としても負けられないと思った」と意地を見せた形だ。
積極的な仕掛けは投手リレーでも見せた。先発の石川ケニー投手(3年)が3回、3つの四球で2死満塁のピンチ。カウント3-1となったところで、2番手の猪俣駿太投手(3年)を送った。
「1点は仕方ない。2点目を防ぐためだった」と指揮官。ここで猪俣は押し出し四球を与えたが、その後は無得点に抑え、チームの逆転を呼び込んだ。
猪俣は「いつでもいける準備はできていた。フォアボールは悔しいが、その後を抑えられて良かった」と笑顔を浮かべた。