巨人・原監督 「まさに起死回生でしょう」 九回の中田V弾を称賛 大谷にも賛辞

 中日に勝利し、中田(右)を笑顔で出迎える(左から)原監督と戸郷
 9回、中田が左越えに決勝ソロを放つ。捕手木下、投手R・マルティネス
 9回、決勝ソロを放った中田(左)を迎える原監督
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 「中日1-2巨人」(10日、バンテリンドーム)

 巨人は投打がかみ合い、接戦を制した。1-1の同点で迎えた九回に中田が左越えへ勝ち越しの13号ソロ。先発の戸郷は八回を5安打12奪三振1失点と踏ん張り、自己最多の10勝目を挙げた。試合後の原監督は、「まさに起死回生でしょう」と中田の決勝弾をたたえた。

 五回から八回まで4イニング連続で無安打に終わり、指揮官も「全然点数が入る気配がないもんね」と振り返った苦しい展開。一振りで勝利への道筋を付けた中田を「よく打って、この頃打ってくれているしね」と称賛。第1打席、第2打席ともに中前打をマークし、3安打。状況に応じて単打、長打を効果的に放っている最近の打撃を問われると、「どうでしょう、どうでしょう。本人に聞いてください。われわれはどういう形でも打ってくれればいいので」と笑顔を浮かべた。

 自己最多の10勝を挙げた戸郷の投球も「良かった。やっぱりすごく強い思いできょうも試合に臨んだと思いますね。その部分でしょうな」と高く評価した。

 最後は2桁勝利&2桁本塁打を達成した大谷へのコメントを求められ、「ベーブ・ルース以来だからね。いやいや、われわれが語ることのできないね。見事だと思いますね。もう何という言葉で形容していいか分からないくらいのね、やっぱり人間って可能性を持っているんだなというね、すごいと思いますね」と称賛の言葉を連ねた。

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