ソフトバンク・藤本監督 作戦通りに笑み 連続スクイズで朗希攻略
「ロッテ3-4ソフトバンク」(10日、ZOZOマリンスタジアム)
ソフトバンクは二回に柳田のソロで先制し、なお1死二、三塁の好機でベンチが仕掛けた。川瀬、甲斐の連続スクイズで意表を突いてさらに2点を奪う。作戦通りの展開で、今季3度目の対戦で初めて佐々木朗に黒星をつけた。
先制後の二回1死から中村晃と柳町が連打。藤本監督は「そうそう連打は出ない。(向かい)風も強いし外野フライも難しい」と考え、続く川瀬が初球を豪快に空振りしたことで「あれを見てスクイズを決めた」。
川瀬は2球目をきっちり投前へ転がし、慌てた佐々木朗の失策も誘った。続く甲斐は高めの157キロの速球に膝を付きながらバットに当て投前へ転がした。藤本監督は「普通の投手なら打たせたかもしれないが、佐々木だからね」としてやったりの表情だった。