高松商・プロ注目の浅野が驚愕パワーの一発 逆風浜風切り裂く清原超え高校通算65号にネット戦慄

5回、右中間へソロを放つ高松商・浅野翔吾(撮影・伊藤笙子)
5回、右中間へソロを放ち、笑顔を見せる高松商・浅野翔吾(撮影・伊藤笙子)
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「全国高校野球選手権・2回戦、高松商-佐久長聖」(11日、甲子園球場)

 今秋のドラフト候補に挙がる高松商の浅野翔吾外野手(3年)が、1点リードの五回2死走者なしから、浜風の逆風を切り裂いて、右中間へスタンドへ放り込んだ。これで高校通算65本目、元PL学園の清原和博氏を抜いた。

 昨年に続き、浅野が甲子園の観衆の度肝を抜いた。「1番・中堅」でスタメン出場。初回は四球、三回は三塁邪飛に倒れたが、五回に第3打席で真価を発揮した。ストレートを捉えた打球は右中間最深部へ。ボールはフェンスの最上部当たり、そのままスタンドへ飛び込んでいった。

 昨年夏の甲子園3回戦、智弁和歌山戦でも一発を放った浅野。試合前日のオンライン会見では「打ちたい気持ちはあるが、香川大会でも出塁を意識した結果(本塁打が)打てた。甲子園でもその意識でいきたい」と、勝利優先を口にしていた。

 県大会では3本塁打。甲子園でも2年連続の一発は、PL学園の清原氏を超える高校通算65号。向かい風をものともしない逆方向への一発に、SNS上では「浅野君、エグいは」、「いくら金属バットでも浜風ありで右中間に入れるか」、と驚愕の声が上がっていた。

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