中日・大野雄が決めた チーム緊急事態もエース本領発揮で完封勝利
「阪神0-4中日」(12日、京セラドーム大阪)
緊急事態を投手キャプテンの先発、中日・大野雄が落ち着かせた。チームトップの安打を積み重ね、首位打者争いをしていた野手キャプテンの大島が新型コロナ陽性判定を受けて離脱。予期せぬ事態の中、阪神打線を散発4安打と相手にせず、完封勝利を収めた。
今季、阪神戦唯一の被弾を含む17打数6安打と虎打線で一番苦手とする佐藤輝の胸元を攻めた。初回2死一塁、一発が出れば同点の場面で中飛。続く四回2死では一ゴロに仕留めた。主砲を沈黙させて、ゼロを並べ続けた。
落とせば、チームの借金が今季最多の14に膨らむ踏ん張りどころで、エースの本領発揮。大野雄の4勝はいずれも先制点をもらった試合で、この日は今季初の初回に援護をもらった。八回には木下が2ラン。打線も盛り立てた。