九州学院・村上慶、兄のヤクルト村上ほうふつさせる打棒で左へ右へ2長打も「まだ納得できていない」

 8回、レフトへ二塁打を放つ九州学院・村上慶太(撮影・伊藤笙子)
 6回、三塁打を放つ九州学院・村上慶(撮影・北村雅宏)
 6回、三塁打を放ち、右拳を握る九州学院・村上慶(撮影・北村雅宏)
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 「全国高校野球選手権・2回戦、九州学院14-4帝京五」(13日、甲子園球場)

 ヤクルト・村上宗隆内野手の弟で九州学院の4番・村上慶太内野手(3年)が八回の第6打席で左翼フェンス直撃の二塁打を放ち、この日2安打とした。

 14-4と大差をつける中、2死走者なしで打席に入ると、3ボール1ストライクからの変化球に逆らわずにバットを出すと、打球はぐんぐん伸びて左翼フェンスを直撃。村上慶は拍手の中二塁に到達した。後続が倒れて追加点とはならなかったが、観衆を魅了した。

 六回の第4打席では右翼へ高く上がる打球で三塁打にしており、この日2長打。兄をほうふつさせる広角打法で2ケタ得点のチームを引っ張った。

 チームは新型コロナ集団感染もあり、苦しい時期を過ごしたが、試合後、村上は「苦しい期間もあったが心折れること泣く準備してきた成果が出た」と、うなずいた。自身の打撃については「まだ納得できる打撃はできていない。(第6打席の二塁打を)あれがホームランにできるようにしていきたい」と、先を見据えた。

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