敦賀気比・上加世田 踏ん張った 八回まで3失点も九回崩れ猛省「次こそは」
「全国高校野球選手権・2回戦、敦賀気比8-6市船橋」(13日、甲子園球場)
何とか振り切った。敦賀気比(福井)の先発・上加世田頼希投手(3年)が八回まで3失点投球も、九回に崩れて8回0/3を9安打6失点。市船橋に猛追されながらもつかんだ1勝に、笑顔はなかった。
東哲平監督(42)の評価も「逃げの投球。連打は打たれていないのに四死球連発。打者に向かってない」と厳しかった。右翼の守備に就いていた九回1死二塁でも飛球を落球。ピンチを拡大してしまい「詰めが甘かった」と猛省した。
初戦の高岡商戦でも五回途中3失点で降板し、右腕は「チームに迷惑を掛けてばっかり」と自身を責める。それでも、4番でエースの責務を果たす使命感は強い。「次こそは僕の打撃と守備で引っ張っていけたら」と次戦こそ挽回の活躍を目指す。