西武・森“豪快弾”で首位攻防先勝 8強入り母校・大阪桐蔭へエールの一発
「西武2-0ソフトバンク」(16日、ベルーナドーム)
首位攻防3連戦初戦で西武を勝利に導いたのは、森の豪快な一発だった。四回無死一塁で、石川の直球をフルスイング。打球は右翼スタンドの中段で弾んだ。先制5号2ランは通算99号。唯一の得点をたたき出し、「絶対に負けられないという気持ちだった」と破顔した。
開催中の夏の甲子園では、母校・大阪桐蔭が8強入り。自身は2年だった2012年に春夏連覇を達成。同様に春夏の頂点を目指す後輩にエールとなるアーチでもあった。「(後輩は)むちゃくちゃ強い。自分たちもむちゃくちゃ強いチームを…、頑張ります」と自らも3年ぶりのリーグVへ導く決意だ。
この日は内海が今季限りでの引退を発表。2軍で若手を精力的に指導する左腕の姿が印象的だったという。「いい意識を(チームに)入れてくださって本当にありがたいと思っていた。悲しい気持ちです」と頂点への思いを新たにした。
2位・ソフトバンクとは2・5ゲーム差。「カード頭をしっかりと取れたのはつながってくると思う。優勝目指して頑張りたい」と意気盛んだった。