近江のエース山田陽翔「浅野君との勝負には完敗」高松商の強打者・浅野に3安打1被弾
「全国高校野球選手権・準々決勝、近江7-6高松商」(18日、甲子園球場)
センバツ準優勝の近江(滋賀)が激闘を制し、2年連続のベスト4進出。先発した今秋ドラフト候補の山田陽翔投手(3年)は7回1/3、136球を投げ、9安打6失点10奪三振だった。試合後は、この日が63歳の誕生日を迎えた多賀監督へ、ウイニングボールを渡した。
注目された、高松商の今秋ドラフト候補・浅野翔吾外野手(3年)との対戦は、3安打1申告故意四球。うち1本はバックスクリーンへの2ラン本塁打を浴びた。山田は「試合には勝ったけど、浅野君との勝負には完敗した。素晴らしいチームと大舞台で対戦できてすごく良かった」と振り返った。浅野へは試合後「ナイスバッティング。完敗や」と声をかけたという。
八回のマウンドでは右足を気にするしぐさが見られたが、右足の太ももをつっていたという。「まず1番は、(多賀監督へ)勝利という大きいプレゼントができてうれしい。目標は日本一。あと2試合、チーム一丸となって勝ち上がりたい」と山田。滋賀県勢初優勝へ、状態を整えて準決勝のマウンドに立ちたいところだ。