ソフトバンク 板東の快投で日本ハムに2カ月ぶり勝利 藤本監督「期待以上」
「ソフトバンク7-2日本ハム」(19日、ペイペイドーム)
ソフトバンクが、日本ハムに約2カ月ぶりに勝利した。
立役者は4年目右腕の板東湧梧投手(26)だ。20年7月30日の西武戦以来、プロ2度目の先発ながら6回途中1安打無失点と快投を見せ、今季1勝目を飾った。自身740日ぶりの白星だった。
持ち前の制球力を発揮。「マウンドに上がるまでは緊張した。だけど、試合に入ってからはいい意味で開き直れた」。三回までは1人の走者も許さなかった。
ソフトバンクは日本ハム戦に6月25日に勝って以来、1引き分けを含む6連敗と苦しめられていた。苦戦の要因はハムの一発攻勢。対チーム別で断然ワーストの25被本塁打を浴びていた。板東は「そこは意識していました」と振り返り、「低めに集めること。そして中途半端なボールは投げないことを心掛けました」と細心の注意を払って腕を振り続けた。
藤本監督も「久しぶりの先発。3、4回でも投げてくれればと思っていた。期待以上」と大絶賛。日本ハム戦の連敗も止まり、「ソフトバンクとはやりやすいと思われたくないですからね。そこはしっかりとやっていきたい」と攻勢を誓った。