近江・多賀監督、乱調の山田は「相当疲れがあったのかな」 チームの大黒柱に感謝「将来が楽しみ」

準決勝で敗れ、うつむきながら下関国際の校歌を聴く近江・山田陽翔。奥で山田を見つめるのは多賀章仁監督(撮影・伊藤笙子)
敗戦後、整列する近江・山田(撮影・北村雅宏)
敗戦に、涙をこらえるような表情の近江・山田(中央)=撮影・北村雅宏
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 「全国高校野球選手権・準決勝、下関国際8-2近江」(20日、甲子園球場)

 近江は春夏通じて3度目、2季連続の決勝を狙ったが、力及ばなかった。

 5試合連続の先発となった頼みの大黒柱、山田陽翔投手(3年)が疲れからか乱調で、7回途中7安打7四球で5失点。その山田は試合後、涙を必死でこらえた。

 3季連続の4強。思い入れの強いチームに多賀章仁監督は「最後はこのチームがどんな終わり方をするのか、そんな思いで見ていた。山田はらしくないピッチング。いっぱいいっぱいだった。本人は行ける、と言ったが、きつそうだった。やはり相当疲れがあったのかなと思う」と、振り返った。山田は今大会合計644球を投じた。

 「それでも春準優、昨夏はベスト4。プレッシャーのかかる中、滋賀大会も勝ち上がった」とナインをたたえ、山田との3年間を振り返り「ここまで甲子園で11勝をあげてくれてありがとう、と伝えました。こういう子がやっぱり日本一を獲ってくれるんだろうなと、今も思っていますし、近江高校の野球部に大きな財産になる素晴らしいものを残してくれた。これから彼の将来が楽しみ。ここから長い野球生活を歩んでくれる選手だと思っています」と、期待を込めた。

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