ヤクルト・村上がついに暫定“三冠王”特大2発含む3安打で首位打者に浮上

 3回、中越えソロを放ち、中村(右)に迎えられる村上
 先発し、中日打線相手に力投する原
 7回、小笠原が村上に2ランを浴びる
3枚

 「中日2-7ヤクルト」(20日、バンテリンドーム)

 ヤクルト・村上宗隆が2本塁打を含む3安打を放ち、打率・329まで上昇。ナイターの広島戦を控えるDeNA・佐野を超え、暫定ながら打撃“3冠”でトップに立った。

 この日は三回に中越えに43号ソロ。七回は右翼席へ手応え十分、“確信歩き”の44号2ラン。44本塁打は04年岩村明憲の球団日本人最多タイとなった。そして、九回にも根尾から右前打を放ち、打率・329となった。

 試合前の時点ではDeNA・佐野が326だったが、ついに上回った。44本塁打、107打点は独走。令和初、史上最年少での三冠王も視界に捉えている。

 試合も村上を中心に効果的に得点を重ね、快勝した。

 村上はヒーローインタビューで特大2発について「どちらもいいホームラン。打席の中でいいスイングができている証拠、もっともっと打ちたいなと思います」と笑顔。球団日本人最多タイ「そこに並べたのは光栄ですが、ヤクルトには60本打った外国人選手がいるのでまだまだ上を目指したい」とし、暫定三冠王については「打率は上がったり下がったりするので、気にしてないが、個人の成績ではいい位置にいるので狙えるものは狙いたいが、まずは優勝できるように頑張りたい」とうなずいた。

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