ヤクルト村上2発 3冠全部門でトップ 打率・329で佐野を抜いた「まだまだ上を」

 「中日2-7ヤクルト」(20日、バンテリンドーム)

 ヤクルト・村上宗隆内野手が2本のアーチをかけ、九回の右前打で打率・329に上昇させてDeNA・佐野を抜き、独走する打点、本塁打に加えて打撃三冠の全部門でトップに立った。

 44号到達は2004年岩村の球団日本選手最多記録に並んだ。今季10度目の1試合複数本塁打をマークした主砲は「ヤクルトには60本打った打者(バレンティン)がいる。まだまだ上を目指していく」と力強かった。

 まずは2-0の三回1死。小笠原の低めへの変化球をバックスクリーンに軽々と運び「追い込まれていたが、しっかり押し込むことができた」と納得の様子。4-1の七回2死二塁では、2ボール1ストライクから内角速球を右越えに運び「打者有利のカウント。思い切り打った」と気持ちよさそうに話した。

 熊本・九州学院高時代は自宅と学校、練習場を自転車で行き来し、3年間で4、5台乗りつぶしたという。培った強靱(きょうじん)な下半身は球場の広さを問わない飛距離の源で、広いバンテリンドームでも今季9試合で7本目だ。

 これでシーズン58本ペースに上がり、1964年に55本を放った巨人・王の日本選手最多を塗り替える勢いだ。高津監督は「もちろんいろいろな期待をする。自分が内野ゴロでも点を取って勝つことを喜ぶ選手。その姿勢を崩さなかったら数字は付いてくる」と期待した。

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