楽天・藤平が1434日ぶり白星 六回途中1安打無失点 ドラ1右腕「とても長かった」
「楽天1-0ロッテ」(21日、楽天生命パーク宮城)
先発した楽天の藤平尚真投手が六回途中1安打無失点の快投で、2018年9月17日・ロッテ戦以来、1434日ぶりの勝利を挙げた。
「本当に1試合も負けられない中で、こういう場面を任せて頂いたので何とかゼロで抑えるという気持ちでマウンドに上がった」と立ち上がりから力強いストレートを軸に五回まで毎回の7奪三振をマーク。許した安打は二回の菅野の左前打のみで、三塁を踏ませなかった。
以降は4投手の継投で1点のリードを守り切り、最後は松井裕が締めウイニングボールが手渡された。「とても長かったですけど、とてもうれしいです」と藤平。「久々に勝ててとてもうれしい気持ちと、ファンの方がずっと応援してくれていたので勝てたのかなと思います」とスタンドのファンに感謝した。
藤平は横浜高校時代に甲子園に出場し、2016年度ドラフト1位で楽天に入団。ルーキーイヤーから1軍マウンドに上がり、18年に4勝をマークして以降、白星から見放されていた。2020年には先発してわずか7球で危険球退場となるなどプロの壁にぶち当たっていたが、歓喜の1勝となった。