原巨人 今季初6連敗で借金7 リーグ最速60敗、振り向けば最下位・中日に1・5差
「巨人1-6阪神」(21日、東京ドーム)
泥沼にはまった。目を覆うばかりの貧打を繰り返し、巨人は今季初の6連敗。借金は今季ワーストタイの7に膨らんでしまう危機的な事態に陥った。
焦りもあるのだろうか。チャンスでまるで“金縛り”にあったかのように凡退を重ねた。痛恨だったのは2点を追う二回の攻撃。無死一、二塁の場面を迎えた。だが、ウィーラー、大城が2者連続空振り三振に倒れるなど、好機はしぼんだ。
同一カード3連敗を喫した今回の阪神戦はソロ2発による計2得点のみ。原監督は「全体的に3連戦の中で2点じゃね。やっぱり打線みんなが、つなげないといけませんね」と苦い顔。6連敗中の攻撃陣は9得点と下降線を描き続けている。
リーグ最速で60敗目を喫したが、これは06年以来16年ぶりの屈辱となった。最下位・中日には1・5ゲーム差まで肉薄された。今季は残り29試合。指揮官は「もう今が頑張り時だしね、力の見せ所なわけでね。そこは選手たちも重々承知しているし、そこはまた明後日から期待するというところですね」と奮起を促す。
23日からは本拠地で中日との3連戦。不名誉な最下位転落は絶対に回避する。