オリックス4位転落&自力V再消滅 椋木、今季チーム最短1回2/3KO
「西武3-1オリックス」(21日、ベルーナドーム)
オリックスは投打の誤算が最後まで響いた。中嶋監督は中継ぎ6投手の継投など手を打ったが、勝利にはつながらず。先発の椋木が今季チーム最短の1回2/3でKO。打線も新型コロナの濃厚接触疑いで杉本を欠き、迫力不足だった。
デビュー3連勝を狙った椋木が、制球に苦しんだ。初回1死一、二塁から山川に先制適時打を献上。さらに、暴投で追加点を与えた。二回2死から連打を浴びたところで降板。中嶋監督は「内容が物語っている。今までにない感じでしたね」と首をかしげた。
打線は二回に頓宮がソロを放ったが、わずか1得点。「(相手に)向かってはいってるので、大丈夫だと思う」と前を向いたが、五回以降は安打が出なかった。
チームは4位転落。2位・ソフトバンクを対象とした自力Vの可能性が再び消滅した。「過ぎたことですので、次にどうするかしか考えていない」と指揮官。同一カード3連勝こそ逃したが、首位に勝ち越し。混戦を抜け出すために、下を向いている時間はない。