ソフトバンク・野村勇10号!球団新人本塁打記録並んだ83年ぶり快挙
「ソフトバンク5-1日本ハム」(21日、ペイペイドーム)
歴史に名を刻んだ。ソフトバンク・野村勇は八回、1死から右腕の井口の変化球を左翼席へ。この日2発目となる10号ソロで、1リーグ制で南海時代の1939年に鶴岡一人がつくった、球団新人の本塁打記録に並んだ。3打点でチームを3連勝に導き、球団83年ぶりの快挙には「僕なんかが、すごく光栄」と笑った。
三回は1死一塁から、左腕・加藤の初球を「最近は前でこねていたので、引きつける意識でいった」と、今季初となる右方向への一発を放った。左右両投手相手に、成長ぶりを示す2本のアーチだ。
NTT西日本から、ドラフト4位で入団した右打者。球団新人での2桁本塁打は松中、小久保、井口らの好打者も届かなかった数字。「頑張って抜かしたい」と記録更新にも強い意欲を見せた。
◆野村 勇(のむら・いさみ)1996年12月1日生まれ、25歳。兵庫県出身。175センチ、80キロ。右投げ右打ち。内野手。藤井学園寒川、拓大、NTT西日本を経て2021年度ドラフト4位でソフトバンク入団。22年4月6日・オリックス戦でプロ初スタメン&初安打。今季は73試合で打率・235、10本塁打、21打点。