死力尽くした下関国際 涙の選手に坂原監督が一人一人声かけ「ありがとう」ネット感動「もらい泣きしそうに」
「全国高校野球選手権・決勝、仙台育英8-1下関国際」(22日、甲子園球場)
下関国際(山口)はは山口県勢64年ぶりの夏優勝はならなかった。六回に右中間三塁打の赤瀬を内野ゴロで返したが、仙台育英の継投の前にわずか5安打に終わった。
準々決勝で大会の“大本命”とみられていた春夏連覇を狙った大阪桐蔭を、準決勝ではドラフト候補の4番でエースの山田を擁する近江を撃破して勝ち上がってきたが、140キロ台の投手5人を擁する仙台育英の総合力に屈した。
それでも死力を尽くし、大会を盛り上げたミラクルチームに、スタンドからは温かい拍手が降り注いだ。試合後、整列したベンチ前で涙に暮れる選手たち1人1人に熱く声をかける坂原監督の姿にファンも感動。SNS上では「坂原監督、熱い漢」、「一人一人に声を掛けてた風景も甲子園で初めてみた」、「もらい泣きしそうになった」と、称賛の声があがっていた。
坂原監督は「子供たちが可愛くて、本当に可愛くて。可愛い子供たちが泣いている姿をみて泣いてしまった。下関に覚悟を持ってきてくれたのが今の3年生。うちに来てくれてありがとう。ここまで連れてきてくれてありがとうと伝えました」と、明かした。