楽天・石井監督 則本誤算で15失点大敗に「大事な状況でさみしい」
「楽天6-15ソフトバンク」(23日、楽天生命パーク宮城)
楽天は投手陣が崩れ、今季ワーストの15失点。打線の反撃も及ばず連勝ストップとなった。
エースが誤算だった。先発の則本昂大投手は、初回に打者一巡の猛攻を受け、4点を失うと、その後も立ち直れず、今季最短の3回6失点でKOされた。
試合後、石井一久監督は「チームの大事な状況、立場的なもので言えば、さみしいですね」と厳しい表情を浮かべた。
序盤でビハインドを背負う苦しい展開になると、2番手の石橋良太投手も3回7失点と踏ん張れず。試合の流れを完全に相手に渡してしまった。
「ビハインドのピッチャーこそ大事で、どんどん離されたらこういう試合になってしまう」とリリーフ陣にも苦言。「そのポジション、そのポジションで役割ってあるので、ビハインドで投げるピッチャーはそこも大事な役目だと思って投げてほしかった」と語った。
打線は12点を追う七回に、途中出場の山崎剛内野手、渡辺佳明内野手の適時打などで一挙5得点。諦めない必死の追い上げを見せたが、その後も投手陣の失点は止まらなかった。