「ヤクルト６－２広島」（２４日、神宮球場）

　高津ヤクルトが逆転勝利で、２位・ＤｅＮＡとのゲーム差「４」を堅守。通算１５０号に王手をかけていた村上が４四球（２つの申告敬遠）で歩かされても、前後の打者が躍動した。

　試合後の一問一答は以下。

　－先発・高梨は。

　「本当によく粘ったのかなと思います。最後六回だっけ？ノーアウト一、二塁でゲッツーとったの。あそこが本人もしんどくなってきて、球数もあって中盤の僅差のところで、１点取られるか、つながれるか、ってところをよく踏ん張ったと思いますね」

　－３番に好調・宮本を起用した。

　「バッティングの状態がいいのは間違いないと思います。３番においたのはいろいろな作戦も踏まえて、彼が３番にいるのは一番、点につながるんじゃないかなと判断して、今日は３番に置きました」

　－塩見は打球に角度もついてきた。

　「うーん。結構彼って、ああみえて考え込む…ああ見えてって言ったら失礼か、ああみえてでいいか（笑い）。考え込むタイプで、割と練習も熱心で、深く考え込んでしまうタイプなんですけど、でも１本出れば、すぐ２本目が出ていくようなタイプですし、きょう打てば、明日も打っていくようなタイプなので、気分的には悪くないんじゃないかなと。状態は上がってきたのかなという感じはします」

　－山田が６番で適時打を放った。

　「ちょっと気分転換で。当たりは決してよくなかったですけど、ああいうのがヒットになることが、すごく大きいのかなと。本人もうれしそうでしたし、ベンチも盛り上がるしね。まだまだ彼も今から上がっていくと思います」

　－ベンチでは監督が声かけていた。

　「いや、話してないです。僕じゃないです。影武者です」

　－村上が四球攻め、足で好機を広げた。

　「守備は決してうまくないです。足は決して速くないですけど、そこの意欲はすごく持っている子なので。もちろん、打つことに関してはこれだけの数字を残しているので、すごく積極的ですけど。そういうところも積極的なので。サインも出しやすいです。守備もしっかり上達してきていますし、走る、そのバッティング以外のことも成長しようという努力はし続けているように見えます」

　－村上の四球が今後も想定されるが。

　「でもやっぱりムネは長打があって、ホームランがあってというところがクローズアップされますけど、ムネが出塁することが得点するチャンスでもあると思っているので。それはいいように捉えたいなと思います。ひとつの出塁なので。得点するチャンスが広がるというか、出来るという形になるとは思っています」