NPB コロナ禍のイースタン 規定の試合数未消化でもシーズン成立へ
日本野球機構(NPB)は25日、今季のイースタン・リーグにおいて、新型コロナウイルス禍の影響で多数の試合中止が出ていることを受け、同リーグの試合協定書に記載されている1球団の最少試合数を下回ってもシーズンが成立することを決定したと発表した。
同リーグの試合協定書では2016年より第1条の試合日程の項目では、1球団最大144試合で構成し、中止などの場合も再試合は行わないと記載。その上で1球団最少108試合の実施が前提と定められている。
だが、今季は各球団で新型コロナの感染者が続出。通常の雨天中止に加え、2軍で多数の感染者が出たケースや、1軍での感染者増加によるバックアップによって試合可能な選手数がそろえられなかったケースで試合中止が相次ぎ、現時点で残り日程を順調に消化しても108試合に満たない球団が出ることが確実となった。
そのため同リーグの運営委員会が協議。1球団が108試合以下となってもシーズンを成立とするという事態となった。