オリックス・水本監督代行「(中嶋)監督がいない時に勝ちたかった」 3度目の自力V消滅
「オリックス2-3西武」(26日、京セラドーム大阪)
オリックスは延長戦の末、西武に逆転負けを喫した。首位・ソフトバンクとは3ゲーム差に広がり、今季3度目の自力V消滅。中嶋監督が新型コロナに感染し、水本ヘッドが監督代行を務めたが、惜しくも勝利は逃した。
先発・山本は四回に先制点を許すも、味方がその裏に逆転。ただ、2-1の七回無死で山川に同点ソロを浴びた。
山本は「調子自体は悪くなかったと思いますが、先制点を許してしまったところを反省しないといけませんし、チームがその裏にすぐ逆転してくれていただけに、(七回の本塁打で)リードを守り切れなかったことが悔しいです」と反省した。
水本監督代行は「本人も悔しい思いもあると思う」と話し、交代のタイミングについては「球数も考えながら、投げさせたつもり」と、前回登板で135球を投げていたことも考慮したようだ。
一方の打線は終盤にあと1本が出ず。「そこが野球の難しさ。1本出ればと、タラレバになってしまうんですけど、そこの部分はしっかりやっていかなあかん」と改善を誓った。
この日は、積極的に足を使った。中嶋監督からは「普段通り、やってくれ」と送り出された監督代行。「がむしゃらに走らせたわけではない。根拠がある中でやっている」とチームの方針は変わっていない。
ただ、水本監督代行は悔しさを言葉に込めた。「(中嶋)監督がいない時に勝ちたかったというのは、一番の気持ち。もちろん勝負の世界なんで、勝つことが一番のファンサービス」と力を込めた。次戦以降で巻き返してみせる。