山本由伸で勝てず オリックス逆転負け 中嶋監督不在、ラオウ離脱、自力Vも消滅

 先発し力投する山本
 7回、山川(奥)に同点ソロを浴びた山本
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 「オリックス2-3西武」(26日、京セラドーム大阪)

 延長までもつれた戦い。オリックスは最後に笑うことができなかった。エースの山本由伸が先発も手痛い逆転負け。中嶋監督がコロナに感染し不在。主砲の杉本も故障が判明し、離脱となった中で、上位の背中が遠のいた。

 「(中嶋)監督がいない時に勝ちたかったというのは、一番の気持ち」と水本監督代行。山本は7回5安打2失点と好投した。ただ、2-1の七回、先頭・山川に痛恨の同点弾を献上。右腕は「リードを守り切れなかった」と反省。延長十回、近藤が勝ち越し点を許した。

 水本監督代行は中嶋監督から「普段通り、しっかりやってくれ」と送り出された。果敢に足を使うなど、積極的な策を打ったが「根拠がある中でやっている」とチームの方針を変えてはいない。

 首位・ソフトバンクとは3ゲーム差に広がり、今季3度目の自力V消滅。残り26試合、チーム一丸で戦うしかない。「勝つことが一番のファンサービス」と、勝利を届けたい。

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