ノーノー達成の日本ハム・ポンセ 超美守の中島に「晩ご飯おごらないと」意識は「4、5回」
「日本ハム2-0ソフトバンク」(27日、札幌ドーム)
日本ハム・ポンセが史上87人目(98度目)のノーヒットノーランを達成した。球団では95年の西崎幸広以来、27年ぶりの快挙。
初回2死に死球を与えた後、八回まではひとりの走者も許さず。右腕は興奮した様子で、「四回、五回くらいにスコアボードを見て、あれ、ヒットがないぞと気づき、これはできるかもしれないぞ、といったらできました」と振り返った。八回には遊撃手の中島が中前に抜けようかという打球をアウトにし、「ありがとうございます」と帽子を取ってお辞儀。「素晴らしいプレーにびっくり。ありがとうございますという気持ちと、晩ごはんを奢らないと」と笑った。
九回のマウンドが上がる前には「吐きそうになるくらい緊張したが、お父さんが言っていたやり続けるという言葉を思い出して、素晴らしい結果を出すことができました」とうなずいた。試合後はグラウンドに大の字で寝転がり、「天国にいるお母さんのおかげ」と感慨に浸った。
外国人投手のノーヒットノーランは06年5月25日のヤクルト・ガトームソンら、7人目(外国人枠がない時代の1937年の巨人・スタルヒンを含めれば8人目)。今季はロッテ・佐々木朗、ソフトバンク・東浜、DeNA・今永、オリックス・山本の4人が達成。5人は同一シーズンでは82年ぶりとなった。