新庄監督 ノーノー直前ド緊張「吐きそうになった」快挙に興奮「子供が達成したような」

 ノーヒットノーランを達成したポンセ(左)に声をかける新庄ビッグボス(撮影・中島達哉)
 ノーヒットノーランを達成し、ビジョンをバックに記念撮影に応じるポンセ(撮影・中島達哉)
 ノーヒットノーランを達成し、ヒーローインタビューを終え、ポーズを決めるポンセ(左から2人目)と木村(右から2人目)=撮影・中島達哉
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 「日本ハム2-0ソフトバンク」(27日、札幌ドーム)

 日本ハム・ポンセが史上87人目(98度目)のノーヒットノーランを達成した。

 初回2死から死球を与えたが、八回終了までは1人の走者も許さず。守備陣もポンセをもり立て、二回1死から中前へ落ちるかという当たりを中堅・万波が好捕すると、八回は先頭・野村大の中前へ抜けようかという打球に遊撃・中島が追いつき体を1回転させて一塁へ送球するファインプレー。ポンセもガッツポーズを見せた後、中島へ帽子をとってお辞儀した。

 指揮を執ってから自軍選手初の快挙に、新庄監督は「ポンセが九回、サイドでキャッチボールしてるときの緊張した顔を見て、おれが吐きそうになった。おれが緊張してきて、『頼むよー』と。プロ野球の歴史の中で87人目か。外国人ではたったの7人のうちのひとり。一緒のユニホームを着られて誇りにおもいます」と笑顔。仲間の好守も称賛し、「万波くんの落ちそうな打球を捕って、中島くんの。ああいうプレーがないとなかなか成立しない」とうなずいた。

 連敗を8で止めたことも重なり、勝利の瞬間は両手を突き上げ喜んだ。「自分の子供が達成したかのような気持ちになりました。子供いないけど(笑)。(ポンセは札幌ドーム初登板で)マウンド合うかなと思ったが、合いすぎて」と振り返り、日本ハム選手による本拠地札幌ドームで初の快挙に「楽しいゲームを見せられたかな。良かったです」と実感を込めた。

 球団では95年の西崎幸広以来、27年ぶりの快挙。今季はロッテ・佐々木朗(完全試合)、ソフトバンク・東浜、DeNA・今永、オリックス・山本に続き、1シーズンでは82年ぶりとなる5人目の達成となった。

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