「広島６－４巨人」（２７日、マツダスタジアム）

　巨人が接戦を落として連勝が止まった。３位・阪神とは２差に逆戻りし、５位・広島には０・５差に迫られた。負傷交代した中田の状態も心配される。

　先発・直江が流れを相手に渡した。二回に坂倉に先制ソロを浴びると、中田の２ランで逆転した直後の四回先頭の西川に同点ソロを被弾。さらに連打を許し、四回途中５安打３失点で無念の降板となった。

　終始球が高く、「先発として長いイニングを投げないといけなかったのですが、早く降板してしまい、チームに申し訳ないです」と肩を落とした。

　打線は１点を追う四回に中田の１６号２ランで一時逆転に成功。その後は沈黙が続いたが、２点を追う八回に２死満塁の好機を作り、岡本和が左前への２点適時打を放ち、一時同点に追いついた。岡本和は４戦ぶりの打点で存在感を示した。

　中田は一走として迎えた八回２死満塁での岡本和の適時打で二塁をオーバーランし、外野からの返球に対して、ヘッドスライディングで帰塁。このときに体に何らかの異常が発生したと見られ、トレーナーに付き添われてグラウンドを後にした。