オリックス・宮城が初完封 高卒3年目で念願「めちゃくちゃうれしい」

 「オリックス6-0西武」(27日、京セラドーム大阪)

 念願をかなえたオリックスのサウスポー、オリックス・宮城が破顔した。西武打線を4安打無四球で抑え、高卒3年目での初完封。「ずっとやってみたかった。やっとできた、という思い。めちゃくちゃうれしい」と感慨を込めた。

 ゆったりとした2段モーションから緩急自在に打者を翻弄(ほんろう)した。三回1死一、二塁と、六回無死二塁のピンチは、いずれも好調の上位打線のタイミングをうまく外して切り抜け「(各打者への)入りを意識して、テンポ良く投げられた」と振り返った。

 前回登板の20日の西武戦は、八回まで100球で無失点ながら、ベンチの判断で降板。この日は八回まで102球だったが、初めて九回を任された。「たくさんの拍手をもらって鳥肌が立った」。1死から源田に左前打を許しても動じず、最後は山川を左飛に打ち取り小さく拳を握った。

 夏場に調子を上げ、3連勝で9勝目となった。2試合目の指揮で初勝利となった水本監督代行は、ウイニングボールを渡されたが断り「感動したけど、自分は関係ない。ボールはやっぱり選手に大事にしてほしい」と話した。25日に21歳の誕生日を迎えたばかりの左腕だが、激しい優勝争いの中で頼もしさを増している。

野球スコア速報

関連ニュース

編集者のオススメ記事

野球最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(野球)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス