ソフトバンク今季1軍初登板プロ初先発の奥村が5回1失点好投 悲願初勝利ならずもアピール成功

 力投する奥村(撮影・吉澤敬太)
 ロッテ打線に立ち向かう奥村(撮影・吉澤敬太)
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 「ソフトバンク-ロッテ」(29日、京セラドーム大阪)

 今季1軍初登板でプロ初先発の奥村政稔投手(30)が5回4安打1失点と好投。五回終了時点で2-1とソフトバンクがリードし、悲願のプロ1勝の権利を手にした状態で六回からリリーフにマウンドを譲った。しかし、六回表に2番手・甲斐野がロッテ4番の山口に同点適時打を浴びたために勝利投手の権利は失った。

 奥村は今季4年目。入団当時は26歳で妻子がいる中、ドラフト7位でプロ入りした。「とにかく腕を振って、一人一人を全力で抑えようと強い気持ちでマウンドに上がりました」と覚悟のマウンドを振り返った。

 また、「先制は許してしまいましたが、やることは変わらず、腕を振ることだけを考えました。野手の方がすぐに逆転をしてくれて、そのリードを守って中継ぎ陣に繋ぐ最低限の仕事ができて良かったです」とも話した。初勝利はお預けとなったが、今後につながるアピールとなる力投だった。

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