「西武３－１日本ハム」（３０日、ベルーナドーム）

　代名詞のフォロースルーの大きなスイングでアーチをかけた。西武・森が１－１の四回に先頭で勝ち越しの６号ソロを右中間席に運ぶ。通算１００号が７日ぶりの首位へと導く一発となり「いい安打の延長が本塁打。こだわりはないけど、出るに越したことはない。良かった」と冷静な口調で喜んだ。

　上沢に２球で追い込まれながら、粘った。低めのボール球をきっちり見極めてフルカウントまで持っていき、８球目の沈む球を捉えた。「完璧でした」という１６日以来の本塁打で、プロ９年目で節目に到達した。

　扇の要としてリーグトップのチーム防御率を誇る投手陣を引っ張る。混戦が続く優勝争いへ「一段階、ギアを上げて頑張りたい」と闘志をたぎらせた。