マック鈴木氏 「記録」のイチロー氏と「記憶」松井秀喜氏「ヤンキースは別格」
元メジャーリーガーで、野球解説者のマック鈴木氏が1日、広島、ロッテ、阪神で現役生活を送り、ダイエー(現ソフトバンク)、ロッテ、オリックスでコーチなどを務めた高橋慶彦氏のYouTubeチャンネル「よしひこチャンネル」に出演。「ヤンキースは別格」と題し、松井秀喜氏やイチロー氏について語った。
マック鈴木氏は日本プロ野球を経験せず、メジャーリーグ入りを果たした初の選手。経験を基に、NPBとMLBの制度の違いなどについて、高橋氏に解説していく。
その中で元メジャリーガーとして、イチロー氏のすごさについて「当然、すごいですよ。すごい。普通の人では抜けないような記録を、たくさん作った方ですから」と称賛。その上で「ただ、こういう風な見方をする人もいるんです」とし、松井秀喜氏との比較について語った。
松井氏は02年オフ、巨人からFAでヤンキースに移籍。09年にはワールドシリーズでMVPに輝いた。世界最高峰の舞台で活躍した2人について「(イチロー氏が)比べられるのは、松井さんなんですけど。ピンストライプのユニホームを着て。あのプレッシャーの中で、ずばぬけた成績は残せませんでしたが、勝負強さだったりとか、ヤンキースファンから愛されるとかっていう記録とまた…(違った活躍)」と説明。
続けて「200本安打を続けるのとはまた違う。(チャンピオン)リングを取りに行く中で野球するのと、(勝率)5割超えたらOKかなっていうチームの中で野球をやるのとは…」とし、ヤンキースファンの記憶に残る活躍を続けた松井氏のすごさを証言した。
これには、高橋氏も「そう言われるとそうだね。ピンストライプって特別だもんな。背番号に名前が入ってないもん。そう言われたら、松井秀喜ってすごいよな」と納得。「もちろん、イチロー選手もすごいけどな」とし、2人で両者の功績をたたえていた。