「ソフトバンク４－０西武」（２日、ペイペイドーム）

　豪快な一発でチームを勇気づけた。ソフトバンク・今宮は０－０の五回、先頭でフルカウントから外角を狙った松本の速球が甘く入ったのを見逃さなかった。完璧に捉えた左中間席への４号ソロで、チームに８月２９日以来、３１イニングぶりとなる得点をもたらす。西武との直接対決を制して首位浮上に貢献し「自分のスイングをすることだけ考えた」と胸を張った。

　新型コロナウイルス感染で離脱していた柳田を、この日から前倒しで昇格させた。ただ本調子にはほど遠く、５番に入った今宮は「与えられたところで仕事をするのみ」と集中力を高め、投手戦に風穴をあけた。

　激しい優勝争いへ「やるか“やるか”しかない」と、選手会長がチームを引っ張る。