オリックス・山本が完投勝利「全部勝つつもりで」史上初2年連続「投手4冠」へ前進
「ロッテ3-4オリックス」(3日、ZOZOマリンスタジアム)
オリックスの先発・山本が9回5安打3失点で、リーグトップを独走する12勝目を挙げた。両リーグ通じて初の2年連続「投手4冠」へ前進した。
「シーズン終盤になって落とせない試合が続くので、とにかくリラックスというか力を抜いて上がりました」。初回1死で高部に安打を許したが、六回までこの1安打で無失点投球。ロッテの攻撃を毎回3人で終わらせて、打者27人斬りのペースだった。
七回に3連打を浴びるなどして3失点したが、この場面以外は危なげない内容だった。「3点を取られて1点差になっていたので、最後までしっかり自分で抑えようと思いました」。八回、九回はともに三者凡退で勝利へ導いた。
チームは今季最多の貯金7。首位・ソフトバンクとは1ゲーム差で変わらず。エースは「残り試合は少ないですが、全部勝つつもりでやるのでまた応援お願いします」とファンに呼び掛けた。
パ・リーグの各部門のタイトル争いは以下の通り。◆最多勝
1位 山本=12勝
2位 伊藤(日本ハム)=10勝
◆最優秀防御率
1位 山本=1・82
2位 高橋(西武)=2・33
◆最多奪三振
1位 山本=172
2位 佐々木朗(ロッテ)=162
◆最高勝率
1位 山本=・706
2位 東浜(ソフトバンク)=・600