混戦V争い オリックス・中嶋監督「今も山だし、先も山。谷はない。落ちたら終わる」
「ロッテ3-4オリックス」(3日、ZOZOマリンスタジアム)
オリックスは連勝で今季最多の貯金7とした。山本が完投勝利でリーグトップの12勝目。打っては、安達が2打席連続の適時二塁打など、3安打猛打賞で3打点を挙げた。
山本は六回までわずか1安打で無失点投球。七回に3失点したが、116球で九回を投げ切り、完投勝利を挙げた。中嶋監督は、最後まで右腕に託したことを「球数的には普通。状態も良かった。あの3点はね、防げた3点かもしれないですけど」と話した。
打線は四、六回に安達が適時二塁打。六回2死一、三塁からダブルスチールで4点目をもぎ取った。安達の活躍には「最近、打ってなかったんじゃないの。久々に仕事したね。珍しく3本も打っちゃって」と笑顔。「こういうところで、集中力を上げて打ってくれるというのは頼もしい。まだまだ頼らなきゃいけない」と改めて、評価した。
チームは首位・ソフトバンクに1ゲーム差。2位・西武とはゲーム差なしとなった。「だいぶ前から、その状態ですからね。相手がどこだろうと関係ない。上にいるチームだとか、下にいるチームとか関係なく、1つ1つ戦っていって、いいところまでいきたい」と語った。
シーズンの山場については「先とは思ってないですね。今も山だし、先も山だし、山だらけだよ。谷はない。谷に落ちたら、終わってしまうやん」と独特の表現で、報道陣を笑わせた。