DeNA失速 10年ぶり3戦連続完封負けで首位ヤクルト遠のく
「広島7-0DeNA」(4日、マツダスタジアム)
2位・DeNAが2012年4月29日~5月1日以来、10年ぶりに3試合連続完封負けを喫した。急失速で首位が遠のき、ナイターを戦うヤクルトと試合終了時点で7・5差となった。
今季、マツダスタジアムでは3勝9敗。広島とは残り2試合を残し、8勝15敗となった。
打線が広島の先発・玉村を打てなかった。チャンスは円陣を組んだ三回2死から、桑原、関根の連打で一、三塁を作った。しかし続く佐野の痛烈な打球はファーストの正面で一直に終わった。玉村からは6回4安打、無得点だった。
七回はケムナから2死一、二塁のチャンスを作ったが桑原が遊ゴロに倒れた。八回は矢崎から2死一、三塁のチャンスを作るもソトが空振り三振に倒れた。
先発の京山は4回6安打2失点で降板。四回2死満塁、玉村に先制適時内野安打と暴投で2失点だった。右腕は「決めるべきところで決めきれず球数が多くなってしまいました。ストレートを軸に投球できたのですが、最後粘ることができず悔しいです。次回登板までに制球を磨き、長いイニングを投げられるようにしたいです」とコメントした。
その後は平田、入江が1回を無失点。しかし2点ビハインドの七回に登板した伊勢が、死球、安打、安打で味方のエラーも絡み失点。秋山に死球を与え、イニング途中での降板となった。その後2死満塁で、田中健が坂倉に満塁弾を浴びた。
8月は球団2位タイの18勝を挙げたが、9月はこれで1勝3敗に。負の連鎖を止めたいところだ。