オリックス・中嶋監督 3チームが0差の大混戦も「目の前の試合を勝っていくだけ」

 ロッテに3連勝しスタンドの歓声に応える中嶋監督(撮影・開出牧)
 ロッテに3連勝しタッチをかわす阿部(右から2人目)らオリックスナイン(撮影・開出牧)
 5回、頓宮の左越え2ランで二塁から生還した中川(67)とタッチをかわす中嶋監督(撮影・開出牧)
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 「ロッテ2-5オリックス」(4日、ZOZOマリンスタジアム)

 オリックスは今季6度目の同一カード3連勝で、最大11・5差あったゲーム差がなくなった。先発・宮城は2年連続の2桁勝利を達成した。

 打線は二回に伏見、西村の適時打で3点を先制。五回には、頓宮の今季9号2ランで追加点を挙げた。中嶋監督は「寅威(伏見)から始まって、西村も大きいし、ベニ(紅林)も右中間を抜いてくれて流れが良かった。頓宮の本塁打ももちろん大きいけど、そこまでどうやって点を取っていくかの流れでは下位の打者たちが良かった」と、つながりを評価した。

 先発の宮城は二、五回に1失点ずつを喫したが、六回途中2失点と仕事を果たした。指揮官も「悪いなりに投げたのかな」と評価。2年連続の2桁勝利については「その数字自体はすごい。ただ、伸びしろ的には、まだまだある投手なので、通過点と思ってやってくれたらいい」と今後のさらなる飛躍にも期待した。

 今季最多の貯金8。首位のソフトバンクと2位・西武に詰め寄り、上位3チームの大混戦となっている。「明日になったら変わっているとか、そんな状態なので。そこに一喜一憂せず、目の前の試合を勝っていくだけだと思う。ありきたりなことしか言えないけど、それしかない」と一戦必勝を誓った。

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