大阪桐蔭OBの三菱重工East・中山 ドラフト候補が巨人スカウトらの前で1安打 社会人野球

 「社会人野球・日本選手権関東代表決定戦・1回戦、三菱重工East3-1テイ・エステック」(5日、大田スタジアム)

 昨年の日本選手権で準優勝した三菱重工Eastがテイ・エステックを下した。今秋ドラフト候補の中山遥斗内野手(24)は「2番・二塁」で先発出場。巨人、楽天など複数球団が視察する中、3打数1安打だった。

 1点差に迫られた直後の六回、1死二塁で中山が左前打を放ち好機を拡大した。後続も続き、1点追加で3-1に。傾きかけた試合の流れを取り戻す得点につなげた。

 8月1日に行われたプロアマ記念試合では大学・社会人選抜として出場。今季は思うような結果を残せていなかったこともあり、「そこがラスト勝負だなと思った。相手はプロで自分もプロに行きたい気持ちがあったのでなんとかアピールしたかった」と3安打の活躍を見せた。

 大阪桐蔭では1年秋からベンチ入り。2年春、3年春に甲子園に出場した経歴を持つ。「野球を始めた時からプロしか興味なかった」と目標は明確だ。夢をかなえるためにもまずは代表をかけた明治安田生命戦(8日、大田スタジアム)で勝利し、日本選手権への切符を奪いに行く。

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