中日・高橋宏は奪三振マシーン 97回2/3で118K 高卒2年目なら江夏に匹敵
中日・高橋宏斗が奪三振ランキングで2位につけている。1位は巨人・戸郷の131奪三振で、13個差の118奪三振をマークしている高卒2年目右腕。今季の投球回は100イニングに満たないが、奪三振率10・87はセ・リーグの先発投手ではトップだ。
奪三振ランキングを見ても、投球回を奪三振数が上回っているのは中日の高橋宏斗とヤクルト・高橋奎二のみ。高卒2年目の今季は開幕ローテ入りを果たすと、登板間隔を開けながら先発マウンドを踏んできた。最速158キロを計測するストレートはキレも十分で、共同通信デジタルによると7月以降は1試合でMAXの数値が155キロ超で推移している。
過去に高卒2年目の投手が残した奪三振率を比較すると、2014年の大谷が10・37、06年のダルビッシュは6・92、ヤクルト・奥川は7・80となっている。高橋宏はこれらの数字を凌駕しており、伝説の左腕・江夏豊が残した10・97に迫りつつある。
今後の登板間隔などを考えれば、奪三振王のタイトルを獲得する可能性は低いが、驚異的な数字を残していることは間違いない。