専大・菊地吏玖を阪神など11球団が視察 立正大を4安打完封
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「東都大学野球2部、専大4-0立正大」(6日、神宮球場)
専大が立正大に先勝した。今秋ドラフト候補の最速152キロ右腕・菊地吏玖投手(4年・札幌大谷)が4安打で完封。阪神など11球団が視察する前で、堂々の投球を披露した。
136球の力投で最高の出だしを切った。七回に2死満塁とこの試合最大のピンチを背負ったが、8番を遊ゴロに抑えて無失点。「ブルペンで感覚が良かったのであんまり力を入れなくてもいいボールがいってくれそうだなと思っていた。その通りになった。コントロールもよくいけた」と納得の表情で振り返った。
バックネット裏から視察したヤクルト・小川GMも「完成度は高い。決めにいく真っすぐのコントロールも良い」と高評価した。
大学最後のリーグ戦を最高の形で白星発進し、この勢いに乗る。菊地は「とにかく勝たせることに集中してエースの役割を果たすために全力で戦っていきたい」と力を込めた。