福留孝介 8年過ごした阪神へ「感謝」日米通算2000安打は「達成できて良かった」

 引退会見を行う福留(撮影・吉澤敬太)
 引退を発表する福留(撮影・吉澤敬太)
 平田2軍監督(右)にバットをプレゼントした福留(撮影・吉澤敬太)
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 中日・福留孝介外野手(45)が8日、名古屋市内で会見し、今季限りの現役引退を発表した。涙はなく「これだけ好きな野球をやらせていただいて、自分の好きなように生きてきて、本当に楽しかったです」と終始笑顔でスッキリとした表情だった。

 引退の決断については「毎年、この年になって野球をやっている以上、常にそのつもりで、気持ちを持ってシーズンをやっていますが、今年最初からちょっと使って頂いて、自分自身結果も出ませんでしたし。自分の気持ちの中にこういうのがあったのは意外と早い段階だったと」と説明。「技術はまだまだ足りないものはいっぱいあるけれど、気持ちの面が一番大きいと思います」と明かした。

 2013年から8年間在籍した阪神へは「もう1回日本でやりたいという中で、タイガースを選んで、8年間。本当に日本の中で、ドラゴンズ以外の野球を知らなかった。違うチームの野球やまわりの環境を見る機会を頂いた阪神タイガースの方々にすごく感謝してます」と福留。「本当に温かく8年間、いいときも悪い時もありましたが、本当に温かく応援してくれて。本当にありがとうございました」と感慨深く語った。

 また、阪神時代の2016年に日米通算2000安打を達成。「プロに入る時、2000本って数字は何とか達成したいとやっていた。日米合算ですけど達成できたのは良かった」と笑顔。「みなさん『努力』って言われるんですけど、好きでやっていることなので。努力と言うより、自分が好きで野球をやってきて。色んな方に色んなアドバイスを頂いて。1つ1つ理解して、かみ砕きながら、ちょっとずつでも続けてこられたのは、全てのことを1つ1つ続けてこられたのは良かった」と長いプロ生活を振り返った。

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