ソフトバンク・板東 オリ山本に“下克上”狙う「逆に思い切っていける」
ソフトバンクの板東湧梧投手(26)が9日、球界最強右腕との初の先発対決に「開き直り」で臨むことを誓った。11連戦の初戦となる10日のオリックス戦(京セラ)に先発。勝利数、防御率、奪三振などでリーグトップを走る山本との投げ合いを前に「逆に思い切っていける」と強調した。
優勝戦線を争うライバルとの一戦を前にしても、板東の表情に気負いはない。11連戦初戦を任され「そういうところも考えたりするけど、意識するんじゃなくて、関係ない、と。持てる力を出せるようにやるだけ」ときっぱり。投げ合う山本はプロ92先発で51勝に対し板東は4先発で2勝。“下克上”と言える条件はそろった。
チームとしては今季2勝1敗と勝ち越してはいるが、山本は後半戦負けなし。板東は「逆に思い切っていけるというか、球界を代表する投手なので。そこをどうこうじゃなくて自分の投球をすると改めて感じられる。開き直れる」と気持ちを込めた。また、11日の同戦には千賀が先発予定で、勝利を目指す。