オリックス・山本“常勝気流”呼び込む「いい流れ持ってこられるように」

 オリックスの山本由伸投手(24)が9日、先発する10日のソフトバンク戦(京セラ)に向け、平常心での投球を誓った。ゲーム差なしの首位との直接対決となるが「リラックスして、いつも通りの投球ができるように」。大混戦を制すために、エースが先陣を切る。

 今季のソフトバンク戦は3試合に先発し、1勝2敗で防御率2・95。パ・リーグで唯一2敗を喫している。4月19日には自身の連勝記録が「18」でストップ。5月3日には自己ワーストの7失点と悔しい結果もあった。

 相手はコロナ禍から柳田ら主力も続々と復帰。「いい打者がそろっている。次につながせないようにと意識していきたい」。7月23日には8回4安打無失点に抑えていて、イメージもばっちりだ。

 昨季も優勝争いの最終盤に圧倒的な投球を見せた。前回登板の3日・ロッテ戦では3失点も完投勝利。「上位チームとの直接対決でいつも以上に大事な試合。いい流れを持ってこられるように、より丁寧に投げたい」と、勝利に導いてみせる。

 上位3チームとゲーム差なしの大混戦。8日には2位・西武に快勝した。「ここからが本当の勝負になってくる」。残り15試合。逆転での連覇へ、エースの山本で落とすわけにはいかない。

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