「ＤｅＮＡ７－０阪神」（１０日、横浜スタジアム）

　青空の下、３万人を超えた観衆の前で、ＤｅＮＡ打線が黄金ルーキーをＫＯした。先発した阪神・森木に対し、三浦監督は「（初対戦で）見ていきたいところで、あまり受け身にならないように。昨日の勢いで攻めていこう」の方針を立てた。

　まずは初回、先頭の桑原が直球を中前打。２死二塁から「チャンスだったので思い切って打ちにいきました」と、牧も直球を左前にはじき返し先制適時打を放った。

　三回２死二、三塁では、宮崎が２ボールとなったところで申告敬遠で満塁に。楠本は「絶対にはね返してやる。一番速い球に合わせて」と直球を右翼線へ、２点適時二塁打。右腕の生命線でもある直球をことごとく打ち返し、マウンドから引きずり下ろした。

　これで阪神には９８年以来、横浜スタジアムで８連勝の球団タイ記録。１１日からは首位・ヤクルトとの２連戦に「勢いをつけて、明日の戦いに臨めると思います」と指揮官。逆転優勝に望みをつなぐためにも、勝つだけだ。