巨人 原采配奏功で4発大勝 坂本2番で3安打、ウォーカー7番で2発「いろんなことできる」
「広島0-7巨人」(11日、マツダスタジアム)
巨人は一発攻勢で大勝。丸、中田に、ウォーカーは2本塁打と計4発で7点を奪った。負ければV逸が確定する一戦で意地を見せ、チームは連敗を2で止めた。
原監督はこの日、打順を入れ替えて2番に坂本、7番にウォーカーを起用。坂本は3安打とチャンスメークした。指揮官は「勇人を2番に置いておくと、いろいろなことができるというかね。ウォーカーを2番に置いておくと、なかなかそこはね(やりにくい)」とその意図を説明。「攻撃性というのはあるけど。でも今日は7番に置いてというのが、非常に良かったのかもしれませんね」と、新打線に手応えを口にした。
初回には丸の通算250本目となる、右越えの26号2ランで先制。二回にウォーカー、三回に中田と3イニング連続本塁打をマークした。指揮官は「今年はなかなか、広島で結果が出てなくてね。そういう意味では今日の先制ホームラン、効きましたね」と絶賛した上で、三盗も記録したウォーカーについては「守備力もだいぶ出てきているし。走塁も積極性も出てきている。とてもいいと思いますね」と評した。
4位の広島にゲーム差なしに迫り、3位・阪神とは1・5差。シーズンは終盤を迎えてCS争いも佳境だが、原監督は「まあ、まだまだね、試合は続くしね、そこのところはうん、まあ、明日以降の戦い方というところですね」と前を向いた。