両軍から怒号 ヤクルト-DeNAは村上死球から不穏な空気に 佐野は危険察知?打席外す

 8回、エスコバーから右足に死球を受けた後、一塁ベンチに向かって怒鳴り返す村上(撮影・佐藤厚)
 8回、右太ももに死球を受けた村上(撮影・園田高夫)
 8回、死球を受ける村上(撮影・金田祐二)
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 「DeNA7-1ヤクルト」(12日、横浜スタジアム)

 試合終盤、ヤクルト・村上への死球から両軍ベンチに不穏な空気が漂った。

 騒然となったのは八回。村上がエスコバーから155キロの直球で右太ももに死球を受けた。村上はエスコバーに視線を送った後、DeNAベンチに言葉を発するなど、いら立ちをのぞかせた。そのまま走者として残ったが、足を引きずり、八回の守備から交代となった。

 その後、DeNAが6点リードで迎えた八回の攻撃では1死一塁で佐野が打席に。マウンドの左腕久保は初球から内角を攻めると、3球目は佐野が後方へよろけるほどの一球。危険を察知したのか、佐野は3ボールから打席を大きく外してボールを見送り、ストライクに。結局、6球目を打って一直に倒れた。

 中継では両軍ベンチが怒号を飛ばし合うような様子が映り、ネットでは「内角えぐりだした」、「佐野苦笑いしてる」、「ピリピリしてる」などの声が挙がっていた。

 村上は8月28日のDeNA戦でエスコバーの154キロを粉砕し、右翼席へ49号ソロ。現在53本塁打で厳しい内角攻めも増えている。

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