ソフトバンク 采配的中の藤本監督「奥村と森の2人はセット」2位オリに1・5差

 西武に勝利しタッチを交わす周東(右端)らソフトバンクナイン
 西武に勝利し、観客の声援に応える森
 2回を終え、笑顔でベンチに戻る奥村。右は今宮
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 「ソフトバンク9-0西武」(13日、ペイペイドーム)

 ソフトバンクが首位攻防戦に連勝して堅首だ。この日、引き分けたオリックスが2位に浮上して1・5差。敗れた西武は首位まで2ゲーム差の3位に転落した。

 終盤の七回に2点、八回に5点を入れて最終的には圧勝劇だったが、試合中盤までは接戦。その中で藤本監督の大胆な投手リレーが冴えわたった。

 先発は、8月29日以来プロ2度目の先発だった30歳右腕の奥村だった。3回まで無失点。球数48球で内野安打1本のみに抑える好投を見せていたが、四回から継投策に入った。今季序盤まで守護神としても活躍してきた森を2番手でマウンドへ送った。

 藤本監督は「もともと今日は3回までしか予定していなかった。まあ、あのピッチングをすると、もっと投げさせろと思ってる人もいると思いますが、先になったら分かることなんで」とコメントした。

 また、2番手の森も3回1安打無失点と好投。勝ち投手となり今季2勝目を挙げた。ルーキーイヤーの14年以来8年ぶりとなる3イニングの投球だったが、疲れた様子も見せずに「行けと言われたところでしっかり自分の仕事をするだけ」と振り返った。

 藤本監督は「奥村と森の2人はセット。もう1回近々あるんで、2人とも3回以上は投げさせないと決めていた」と今後の起用法について触れた。

 ソフトバンクは現在正念場の11連戦中で、まだ4試合を消化したのみ。この連戦中に「オープナー・奥村-第2先発・森」のリレーの再現が見られそうだ。

 シーズン最終盤になって、さらに投手オプションを増やしたソフトバンク。自慢の選手層の厚さで混戦パ・リーグから頭一つ抜け出そうとしている。

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