絶対に負けられない一戦に臨む。４位楽天は、１５日から本拠地で首位ソフトバンクとの２連戦。その第１ラウンドに辛島航投手（３１）が先発する。

　左腕は前回登板、７日のソフトバンク戦（ペイペイ）で六回途中１失点と好投し５勝目をつかんでいた。２週続けて同じ対戦カードとなるが「なんも考えてないです」と特別意識はない。

　ただ気になるポイントもある。左腕は今季、本拠地・楽天生命パークで７試合に登板し、０勝３敗で防御率は５・２０。「自覚はありますよ。そりゃ勝ちたいけど鬼門なので」と本人も苦笑いだ。

　チームはここ最近粘り強い戦いを見せ、優勝争いにも食らいついている。プレシャーのかかるマウンドが続くことを受けて「大事な試合は気が引けるというか、不安とかで単純に攻めたり、腕を強く振ることを忘れがちになる」と難しさを語ったベテラン。それでも「腕がぶっ壊れてもいいくらいの気持ちでいく」と闘志を燃やした。