オリックス・能見が引退会見「本当にやりきった」中嶋監督「もう少しあがけ」も揺るがず

 引退会見で心境を語る能見
 花束を渡した(後列左から)宮城、山岡、山本と記念写真に収まる能見
 山本(左)から花束を手渡される能見
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 オリックスの能見篤史投手兼任コーチ(43)が16日、京セラドームで引退会見を行った。背番号26のユニホーム姿で登場。冒頭では「まずは、お集まりいただきありがとうございます。私事なんですけども、今シーズンをもちまして私、能見篤史は引退をすることに致しました」とあいさつした。

 会見では終始、晴れやかな表情だった。「本当に悔いなくというか、18年っていう長い現役生活でしたけども、本当にやりきったなっていう感じです」。1年契約を結んだ時点で、引退の意思は伝えていたという。最初に引退を伝えたのは、家族。「本当にお疲れ様」と言葉をもらった。

 中嶋監督には「本当に辞めるの?もう少しあがけ」と言われたが、「まだ選手として見てくれてるっていう方がビックリした」と意思は揺るがなかった。

 オリックスでの2年間、感謝は尽きない。「周りの方々がすごく迎え入れるような環境で接してもらった。本当に自然に入らせてもらって。そこは、緊張というよりも、温かく迎えてもらったのがすごくありがたかったです」と振り返った。

 チームは残り10試合。優勝争いが続く。「やり残したことはないですけど、コーチとしての立場で言うなら日本一は取っていない。取れるチャンスがあるので、そこが一番の目標かな」。最後までチームの一員として、駆け抜ける。

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