ヤクルト・村上 18打席ノーアーチ 残り11試合でシーズン59発ペースに

 「巨人5-4ヤクルト」(20日、東京ドーム)

 主砲のバットから快音は聞かれず。勝利にはあと一歩、及ばなかった。2点を追う七回1死一塁で迎えたヤクルト・村上宗隆内野手(22)の4打席目。場内は期待感に包まれたが、巨人4番手・デラロサの前に遊ゴロ併殺打に倒れると、大きなため息へと変わった。

 これで13日・巨人戦(神宮)で王貞治らに並ぶシーズン55号を放ってから18打席、一発は生まれず。日本選手シーズン最多本塁打記録の更新が期待されながら、足踏みが続く。

 この試合でも初回の打席で右足へ死球を受けると、2点を追う五回1死一塁で迎えた第3打席も内角球で二ゴロに打ち取られた。「自分のスイングをしっかりする、自分の打席を送ることを意識している」と話してきた村上だが、相手のマークが厳しくなる中で豪打は途絶え、チームも敗戦で優勝マジックは6のままとなった。

 それでも高津監督は「まあ、打てない時もあるでしょう」と淡々。主砲の状態についても「至って普通。去年の方が重圧がかかっていたと思うんで。いつもと変わらない感じがする」と、信頼は少しも揺らいでいない。

 シーズン59本ペースと、日本記録である13年・バレンティン(ヤクルト)のシーズン60本塁打も射程圏だ。残り11試合。リーグ連覇と大記録達成へ、主砲の復調が待たれる。

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